NO.97 DE&I
DE&I
いよいよ勉強を本格的に始める時が来ましたね。
総監及び専門試験の勉強は非常に幅広いので、大変ですよね。
私も、幅が広すぎて何をやればいいのか皆目見当がつかない時がありました。
今年の予想問題を考える時に、今巷で流行っているキーワードがでると言いますよね。昨年度は、DXが出たように、今年も何か出そうですよね。
一般雑誌にはあまり出てこないですが人事雑誌などではDE&Iという言葉を
よく見ます。人的資源管理や安全管理のキーワードとして出題されるかも
しれないですよ。
今日は、『DE&I』について書きます。
DE&Iとは、Diversity, Equity and Inclusionの頭文字を取った略語で、多様性、公正、包摂を指します。
■多様性(Diversity)とは、異なる背景、文化、人種、性別、性的指向などの多様な属性を持った人々が存在し、それぞれの背景や特性を尊重することが求められます。
■公正(Equity)とは、不平等や偏見がなく、人々が公平に扱われることを意味します。また、差別や偏見が存在する社会においては、公正に対する意識を高め、対策を講じることが必要です。
■包摂(Inclusion)とは、多様な人々を受け入れ、誰もが自分らしく活躍できる社会を作ることを指します。異なるバックグラウンドを持った人々が、自分らしく活躍できる環境を整備することが必要です。
DE&Iの実現に向けては、企業や組織が様々な施策を講じることが求められます。
例えば、多様性を尊重するカルチャーを醸成することや、雇用の機会均等を実現すること、偏見や差別に対する教育や啓蒙活動を実施することなどが挙げられます。また、取り組みの進捗状況を定期的に評価し、改善策を講じることも重要です。
実現するためには、総監の管理技術の人的資源管理と安全管理が活用できそうですよね。
最近は多くの企業が、DE&Iに積極的に取り組んでいます。
その中でも特に注目される企業をいくつか紹介します。
■諸外国
・マイクロソフト(Microsoft)
マイクロソフトは、多様性と包摂を重視しており、LGBTQ+や障がい者など、多様なバックグラウンドを持つ人々が働きやすい環境を整備しています。また、2020年には、黒人差別を問題視するムーブメント「Black Lives Matter」に対して、積極的な取り組みを発表しました。
・パトリック・カワサキ(Patrick Kawasaki)
パトリック・カワサキは、アメリカで人気のあるYouTuberで、ビジネスの分野で活躍しています。彼は、自身が日系人であることを公言し、アジア系アメリカ人をはじめとする多様な人々が成功できる社会を目指しています。
・アマゾン(Amazon)
アマゾンは、LGBTQ+や障がい者など、多様な背景を持つ人々の雇用に力を入れています。また、自社製品の人工知能(AI)に偏見がないようにするためのガイドラインを策定するなど、公正さを重視した取り組みを進めています。
■日本企業
・三菱商事
三菱商事は、2016年から「Diversity & Inclusion 2030」という取り組みを進めており、女性の活躍推進や多様性を尊重する風土づくりなど、様々な取り組みを行っています。また、同社は、LGBTQ+の社員の雇用やキャリアアップ支援も進めています。
・サントリー
サントリーは、「みんなの多様性を、一人ひとりの成長につなげる」というコンセプトのもと、多様性・包摂に取り組んでいます。具体的には、女性の活躍支援や、LGBTQ+の社員の支援などを進めています。
・ソニー
ソニーは、「多様性あふれる企業文化」を目指し、LGBTQ+の社員や障がい者の雇用、女性の活躍推進など、多様性・包摂に積極的に取り組んでいます。また、同社は、2021年には日本初となる「レインボー・プロジェクト認証制度」に認定されました。
これらの企業は、多様性・包摂に積極的に取り組むことで、社員の幸福度や企業のパフォーマンス向上につながるとともに、社会全体の多様性と包摂を促進することに貢献しています。
皆さんの勉強方法の悩みを共有できるのは、技術士のみです。
受験勉強には、貴方にあったメンターが必要です。
探してみましょう。それが合格への道です。
メンターは、あなたが技術士となった後、人生の糧になります。
今日も一日がんばりましょう!
皆様にとり素敵な一日になりますように。